日本史・世界史

エッセイ

『誇りある日本文明』高田純

著者は、羅針盤が斉明天皇の時代に考案されたデバイスを基に中国で発明され、大航海時代に普及したという。さっそくAIで調べると、この装置は指南車と呼ばれるもので、羅針盤とは直接関係がなく(磁石を使わない)一定の方角を指し示すものと出た。著者の意...
エッセイ

『花々と星々と』犬養道子

5・15事件で暗殺された犬養毅の孫にあたり、その現場を実際に見た犬養道子による自伝且つエッセイ。父の健が最初作家であったことから、明治末期から大正にかけて存在した同人誌『白樺』を通して志賀直哉、武者小路実篤、芥川龍之介川端康成等との交流がと...
医療・医学

『感染症の文明史』茂木誠

新型コロナの流行と、その対策としてワクチン接種が推奨され、以後様々な状況が発生している。著者はのど元過ぎれば熱さ忘れる、とならない用途の思いでこの本を書いたという。人類の歴史上、感染病によって莫大な死者が引き起こされた状況をひとつひとつ取り...
日本史・世界史

『最後のサムライ山岡鐵舟』教育評論社

山岡鐵舟の没後、残された遺物や資料をもとに、鐵舟が建てた全生庵という寺の3代目和尚が20年をかけて鐵舟の正伝「鐵舟居士之真面目」を1918年に公刊、本書は7代目和尚によるその現代語訳である。鐵舟の生い立ちから始まり、どのような人物でどのよう...
日本史・世界史

『古代史入門』渡部昇一

副題にもある通り、「日本楽府」に書かれた66の史実のうち、著者が23を選んで解説を加えた書物。頼山陽の名前は知っていたが、18世紀末から19世紀初めの人で、日本の通史を一人で書いた最初の人物だということは知らなかった。いかに学生時代に自分が...
日本史・世界史

『日本人はなぜ自虐的になったのか』有馬哲夫

有馬哲夫の調査能力は素晴らしく、様々な資料を駆使して論文を書くのだが、私にはとっつきにくいところがあって、以前に読んだ『スイス諜報網の日米終戦工作』は途中で投げ出してしまった。それと比べると難解ではなかったが、この本を書くにあたって著者が参...
世界情勢

『ユダヤ人-なぜ摩擦が生まれるのか』ヒレア・ブロック著、中山理訳

直近のニュース(陰謀論?)では2025年9月に起こったチャーリー・カーク暗殺の裏にイスラエルがいる、という。また、パレスチナと2年以上にわたる紛争に漸く終止符を打ち、事態は良い方向へ向かっている(と世間では思われている)。ユダヤ人は紀元前か...
日本史・世界史

『大川周明の大アジア主義』関岡英之

東京裁判で、前に座っている東條英機の頭をピシャリと叩いた大川周明がどのような人物なのか随分前から興味があった。本書では大川のみならず彼が関わった人物や出来事についても幅広く書かれており、さらに登場人物の戦時中の水面下の動きについて詳しく述べ...
日本史・世界史

『長英逃亡』吉村昭

間宮林蔵に引き続き、何度でも読み返す本の一冊。読み応えのある本で上下2冊を10日で読破した。これほど物語に引き込まれたのは久しぶりである。なんといってもほとんどが実話であり、江戸時代末期の様子が非常に詳しく書かれている。逃亡する長英を捕縛し...
世界情勢

『日中戦争真逆の真相』茂木弘道

日中戦争と呼ばれる戦いは、戦争ではなく事変だというのを読んだことがあった。戦争とは宣戦布告がなされて初めて始まるものだから、と言うのがその理由だ。本書を読んで、確かに戦争と呼ぶのは正しくないことが分かった(タイトルに「日中戦争」と付けられて...