日本史・世界史

『やはり義経はチンギス・ハーンだった』田中英道

著者が「源義経がチンギスハンである」と言う説について話している動画を過去にいくつか視聴していたが、そのことについて深掘りしたく書籍を手に取った。この説を世に広めた小谷部全一郎の『成吉思汗ハ源義経也』と言う本は大正末期から昭和にかけてベストセ...
日本史・世界史

『日本古代史』佐藤洋二郎

本書では、主に古墳時代以前の日本の古代史について、著者独自の意見が述べられている。古代の日本では文献がないため、発見された遺跡や中国の文献や、あるいは後世の人々が書いた文献から推測されたものが古代史になっているが、必ずしもそれが正しいとは限...
宗教・思想・哲学

『信念の奇跡』中村天風

言わずと知れた、大谷翔平が影響を受けたとされる人物の講演集。心に残った一節は以下。心耳(しんに)を澄まし、空(くう)の声聞く 心をば虚空の外に置き換えて、五感気にすな打座の妙法 心をば、静かに澄ます、空の空 Listen to the so...
英語・語学関連

『イタリア女子が沼ったジワる日本語』テシ・リッゾーリ

読み始めてすぐ、この書籍を30代前のイタリア人が描いたことに驚かされた。60を過ぎた日本人が日本語、とくに言葉の語源について知らないことが数多く書かれていたからである。著者はケンブリッジ大学在学中に日本語を専攻し、日本留学をして語学に磨きを...
世界情勢

『IT戦争の支配者たち』深田萌絵

1つ前に読んだ『光と影のTSMC 誘致』は、熊本県に誘致されたTSMCについて特化した内容であったが、本書は、TSMCが世界中でどのようなことをしているのか、特に米国、中国、韓国とどのように関係し市場を独占しようとしているのかについて、詳し...
日本史・世界史

『潜行三千里』辻政信

本書は、「作戦の神様」と噂され、関東軍が大敗したと言われるノモンハン事件(事実は逆)、マレー作戦、ビルマ作戦などを指揮した大本営参謀で、かつ昭和27年から連続4回衆議院に当選した著者が、終戦直後に連合国支配下のタイを脱出し、日中連携を企画し...
世界情勢

『儲かる!米国政治学』渡瀬裕哉

なぜこの本を読もうと思ったのかは思い出せない。著者は前書きで、本書は「実学書」である。(中略)本書には、あくまでも米国政治を「動的」に理解するために必要な視座のみがまとめられている。そのため、筆者が優先順位の観点から後回しと判断した情報は、...
政治・経済

『光と影のTSMC誘致』深田萌絵

この書籍は深田萌絵が1人で書いていたのかと思ったら、森野ありさという人が半分以上の章を執筆しており、さらに2名が少しの部分を担当している。TSMCが誘致された熊本県と政府の間、そして政府とTSMCとのつながりで、その裏に何があったかについて...
読んだ書籍

『暗殺』柴田哲孝

出版するなり大変な売り上げで入手困難だったこの本を図書館で予約をして待つこと半年、ようやく手に入れ、次も順番が詰まっいたので3日で読破。前半部分、安倍首相が暗殺されるところまではほぼ事実と同じだった。暗殺直後から奈良県立医大に移送され、死亡...
日本史・世界史

『ノモンハン事件の真相と戦果』小田洋太郎・田端元著

「ノモンハン」と聞くと、半藤一利や五味川純平の小説で取り上げられている史実で、日本軍がぼろ負けをした不要な戦いだった、くらいしか知らなかったが、実際はその逆で、日本軍(関東軍)はソ連に勝っていたという話を知り、詳しく知りたいと思ってこの本を...