『代表的日本人』内村鑑三

まず最初に、内村鑑三がこの書を英文で書いたことに感銘を受けた。英文でも読んでいるところであるが、自分にはとても難解な英語が使われていて、中3の英語の教材にはとても使えそうにない。上杉鷹山について生徒に知ってもらいたかったが、二宮尊徳が一番親しみやすいかもしれない。ケネディ大統領が尊敬する人物の一人が上杉鷹山と知ったとき理由が分からなかったが、彼はこの本を読んだに違いない。西郷隆盛については様々な本で読んでいたので大きな発見はなかったが、二宮尊徳と言う人物については名前以外に何も知らなかったため、大きな衝撃を受けた。彼のような人物を今まで知らなかった、知ろうとしなかったことを恥ずかしく思う。日本人ならば彼のことを知るべきだ。

4番目に紹介されている中江藤樹も、歴史の教科書で名前は知っていても、何をした人物かは知らなかったが、内村鑑三が代表的日本人の6人に選んだだけあって、質素倹約の鏡と言うか、日本人として見習うべき人物であると思う。最後に出てくる日蓮上人は、言わずと知れた日蓮宗の祖であり、現在の創価学会の元である。存命時から折伏を生業としていたとあるので、それに倣った信者たちが長い歴史の中で数多くの折伏を、周りの迷惑を顧みず繰り返してきているのだなと知った。最後に、二宮尊徳については、道徳の授業で取り上げても良いのでは、と考えている。

コメント