『誇りある日本文明』高田純

著者は、羅針盤が斉明天皇の時代に考案されたデバイスを基に中国で発明され、大航海時代に普及したという。さっそくAIで調べると、この装置は指南車と呼ばれるもので、羅針盤とは直接関係がなく(磁石を使わない)一定の方角を指し示すものと出た。著者の意見なので、眉唾ものと言うのは言い過ぎかもしれないが、タイトル負けをしている書物だというのが正直な感想である。サブタイトルに「中韓が絶対越えられない、先進と継続の理由!」とあるので、事実と比較しながら論ずるものと思っていたが検討はずれだった。

著者の物理学博士の立場から、核に関する調査や実例を述べており、本の最初はデータや文献をもとに述べてはいるが徐々に少なくなり、著者が北海道に住んでいることからあちこちの遺跡を訪れて見聞きしたことに本やウェブサイトで知ったことを書き加え紹介している、と言った感じの論調であった。証拠などはなく、体験引用が主で、なおどこからの引用なのかも、巻末に主な参考文献として十数冊挙げられているだけ。俺でも書けそうな本であった。

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