『私たちは売りたくない』チームK

戦後すぐに医薬品事業に参入した明治製菓の一部門、明治ファルマの社員のグループが匿名で出版した本。著者名にあるKは、コロナワクチンを摂取して三日後に亡くなった同僚の名前の頭文字だという。その名は影山晃大。2021年9月のことだ。チームメンバーは、売りたくないワクチンを安全だと言って売らせる会社を辞めるより、ワクチン接種で出直したメンバーのことを1人でも多くの人に知ってもらいたいとの思いから退職を思いとどまり、チームを結成しこの本を執筆、2024年に出版したのだ。執念、と呼んでもいいかもしれない。彼らが特に疑問を投げかけているのは、明治ファルマが開発し、「日本初、世界初」との鳴り物入りで2025年から市場に出している自己増殖型(レプリコン)mRNAワクチン、製品名は「コスタイベ」。

これまでのワクチンには  などがあり、それらの常識をひっくり返すスピードで開発され、副反応どころか死亡例が出ても中止にならないmRNAワクチンの実態と、その次に開発されているレプリコンの詳細についての丁寧な解説が、感情的ではなく冷静になされている。

「本書を、もし我が社の社長や役員等の経営陣が読んでくれるとしたら伝えたいこと、理解してもらいたい事は次の点です。(中略)このレプリコンワクチンの発売はわが社だけで進められるものではなく、日本国政府と一体となって行っている事業だと言う事は理解しています。おそらく社員に公開できない国との交渉や約束事などもあるのでしょう。会社の売上、そこから得られる利益が我々社員の生活、本人はもちろん、社員の家族の生活を支えてくれていることも当然理解しています。経営陣が、グループ全体で数万人の社員と従業員、その家族の生活を守るために厳しい経営環境のなか、さまざまな努力をしてくれていることにも深く感謝しています。その上で、1つだけ経営陣の皆さんに想像していただきたいことがあるのです。晃大が亡くなった時の年齢は26歳、2024年の今、生きていたとしたら、ちょうど30歳です。経営陣の皆さんのお子さんたちは、ちょうど晃大が亡くなったときの年齢と近いのではないでしょうか?考えてください。想像してみてください。「自分の息子や娘がコロナワクチンを接種した直後に亡くなってしまったとしたら…」一度で構いません。もしご自分の人生にそんな悲劇が起きてしまったとしたらしたらどう感じるか、真剣に想像してみて欲しいのです。一度でいいから「自分事として」捉えて欲しいのです。(p-223)

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