『古武術に学ぶ子どものこころとからだの育てかた』甲野善紀

著者はこの本で小学校の国語と体育の根本的な改善を提案していて、その理由は著者の武術の動き体験に由来している。著者の体験談は、その類の(説得力がなくても書ける、自分でも書けそうな、他人が読めばつまらないであろうもの)ものだったので、さらっと読み飛ばした箇所も多かった。小学生に受身を教えるべき、というのは大いに賛成(自分は高校の柔道の授業まで知らなかった)。また、左手首を右手の中指で押さえて脈をとり、そのまま左手で首の左右の頸動脈を押さえるという「三脈探知法」も覚えておいて、いざというときに試してみたい。

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