『ナナメ読み日本文化論』中野明

この本で紹介された25冊のうち、すでに読んだものはほんの数冊で、しかも学生時代に読んだものは内容もうろ覚えだったので、再度読んでもいいかなと思う。日本文化を世界に発信した明治時代の3大名著に始まり、日本人のメンタリティを探る6冊、日本的風土の特質を考察する4冊、日本の美について考える7冊、そして日本人と日本社会を成立させるものについて書かれた5冊である。著者がそれぞれの本を100字以内でまとめているのが素晴らしい。自分もそのような芸当が出来ればうれしいのだが。読みたい、あるいはチェックしてみたいリストに入れる本は以下。

ラフカディオ・ハーン『新編 日本の面影』、鈴木大拙『禅と日本文化』、柳田国男『遠野物語』(読んだ?)宮本常一『忘れられた日本人』、河合隼雄『昔話と日本人の心』、谷崎潤一郎『陰影礼賛』、川端康成『美しい日本の私』、エドワード・モース『日本人の住まい』、イザヤ・ベンダサン『日本人とユダヤ人』

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