世界情勢

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『IT戦争の支配者たち』深田萌絵

1つ前に読んだ『光と影のTSMC 誘致』は、熊本県に誘致されたTSMCについて特化した内容であったが、本書は、TSMCが世界中でどのようなことをしているのか、特に米国、中国、韓国とどのように関係し市場を独占しようとしているのかについて、詳し...
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『儲かる!米国政治学』渡瀬裕哉

なぜこの本を読もうと思ったのかは思い出せない。著者は前書きで、本書は「実学書」である。(中略)本書には、あくまでも米国政治を「動的」に理解するために必要な視座のみがまとめられている。そのため、筆者が優先順位の観点から後回しと判断した情報は、...
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『馬渕睦夫が読み解く2024年世界の真実』馬渕睦夫

馬渕氏の書籍を読むのは今月2冊目である。前回読んだ書籍の1つ前の発刊で、2023年12月に初版、翌年1月12日で第4版まで重版1されている。去年起こった真新しいニュースがたくさん取り上げられ、その裏側で何があったのかを、著者独特の語り口で説...
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『グローバリストの洗脳はなぜ失敗したのか』馬渕睦夫

馬渕大使の書物を読むのは久しぶりである。本書は2024年9月に発刊されたばかりで、現在の世界の様子を、これまでの歴史を踏まえて馬渕大師独特の語り口で説明している。ちょうど一昨日トランプが第47代のアメリカの大統領に就任し、まさにタイミングよ...
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『グローバルサウスvs米欧地政学』石田和靖・宇山卓栄

この書籍は、石田和靖と宇山卓の対談を記録した形で、わずか2ヶ月前(24年11月)に発刊されたばかりのものだ。ふたりともユーチューブでの発信が多く、興味を持って本書を手に取った。「グローバルサウス」について、その名以外はほとんど何も知らなかっ...
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『文明の生態史観』梅棹忠夫

この本は、「増補新版」で、昨年(2023)10月の初版である。1955年に京都大学の学術探検隊に同行し、西アジア諸国を歴訪した著者が、対立ではなく平行進化として東西の近代化を捉え、「中洋」を提唱している。本題の『文明の生態史観』とその続編『...
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『愚か者!』飯山陽

先日読んだ著者の最新版。著者のユーチューブ「いかりチャンネル」での紹介内容をもとに、前回と同じようなタッチで書かれているが、前回のパレスチナ関連よりも広い範囲で、副題が「あっち系の懲りない面々」とある。著者の言う「あっち系」とは左翼メディア...
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『アメリカと共に沈む日本』山中泉

この著者がユーチューブで話しているのを何度も聞いたことがあって、アメリカの現状についてかなり詳細に述べているのは知っていたが、書籍を読むのは今回が初めてだった。他に2冊出版していてこれが3冊目のようである。2024年3月に発刊され、まだ8か...