日本史・世界史

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『やはり義経はチンギス・ハーンだった』田中英道

著者が「源義経がチンギスハンである」と言う説について話している動画を過去にいくつか視聴していたが、そのことについて深掘りしたく書籍を手に取った。この説を世に広めた小谷部全一郎の『成吉思汗ハ源義経也』と言う本は大正末期から昭和にかけてベストセ...
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『日本古代史』佐藤洋二郎

本書では、主に古墳時代以前の日本の古代史について、著者独自の意見が述べられている。古代の日本では文献がないため、発見された遺跡や中国の文献や、あるいは後世の人々が書いた文献から推測されたものが古代史になっているが、必ずしもそれが正しいとは限...
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『潜行三千里』辻政信

本書は、「作戦の神様」と噂され、関東軍が大敗したと言われるノモンハン事件(事実は逆)、マレー作戦、ビルマ作戦などを指揮した大本営参謀で、かつ昭和27年から連続4回衆議院に当選した著者が、終戦直後に連合国支配下のタイを脱出し、日中連携を企画し...
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『ノモンハン事件の真相と戦果』小田洋太郎・田端元著

「ノモンハン」と聞くと、半藤一利や五味川純平の小説で取り上げられている史実で、日本軍がぼろ負けをした不要な戦いだった、くらいしか知らなかったが、実際はその逆で、日本軍(関東軍)はソ連に勝っていたという話を知り、詳しく知りたいと思ってこの本を...
教育

『中学歴史』竹田恒泰

この不合格教科書は令和3年度版。令和2年度版と合わせて目を通したため、感想は令和2年度版に記した。
教育

『中学歴史』令和2年度文部科学省検定不合格教科書

本書と令和3年度文部科学省検定学教科書を、ほとんど同時に借用できたので、比較しながら読むことが出来た。両方とも400ページ弱だが、使用されている紙が厚いためかなりのボリュームの教科書になっている。端末にいろいろな図表がカラーで出ているのが良...
教育

『教科書検定崩壊!』藤岡信勝

「新しい歴史教科書をつくる会」副会長である著者が、自由社の教科書が「不正検定」「ダブルスタンダード検定」により「一発不合格」となった経過とそれに対する反論、そして文科省教科書調査官とのやり取りを克明に記録しつつ、著者の正論をぶつけている。著...
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『捏造だらけの自虐史観』福井雄三

本書の副題は「司馬遼太郎、中沢啓治のペテンを暴く」である。私自身、学生時代から彼の本をたくさん読んできたファンの一人だったが、帰国して様々な本を読んでいて、彼に偏った歴史観があることを知り、一歩引いて冷静な目でみるようになっていた。著者の主...
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『アメリカの鏡・日本』ヘレン・ミアーズ

この書籍は、GHQと共に来日し、その下で勤務することになった著者によって、1948年に書かれたものである。彼女は、当時の世界情勢とアメリカの社会、欧米列強が、日本や中国、そしてアジア諸国に対して行ってきたことと比較しながら、冷静な目と公正な...
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『何も知らなかった日本人』畠山清行

この本はおそらく『下山事件』を読んだあと、その参考文献に紹介されていたうちの一つだ(と思う)。同じ内容の記述が何か所かあった。戦後GHQが日本政府の裏側でどんなことをしていたのか、そしてそれはまだCIAが組織される前「キャノン機関」というグ...