実用書

『Think Right』ロルフ・ドベリ

我々が陥りやすい行動を「ワナ」と呼び、52種の誤った選択(方法)について説明し、どうすれば誤った先入観(試行の落とし穴)を捨て、正しい選択ができるかを説いた書。人間がいかにボーっと生きているかを逐一例を挙げて述べ、そしてそれらの多くは古代か...
エッセイ

『僕たちはどう生きるか』森田真生

コロナ発生時の2020年4月に自然農園を始めることを決意し、春、夏、秋、冬、そして春と、その後1年強に亘る著者の日記と様々な文献引用によって綴られたエッセイ。著者のタイトルは独立研究者という初めて知るもので、頭の良さそうな雰囲気だけれど、2...
医療・医学

『食事は「引き算」に変えなさい』本間良子、龍介

著者は、副腎皮質から分泌されるコルチゾールが人の健康を大きく左右しているという米国では認知済みの事実を本書で分かりやすく説明している。副腎疲労を減らすことが、認知機能の低下や不眠症、高血圧、糖尿病、動脈硬化と言った生活習慣病、うつ、更年期障...
エッセイ

『古武術に学ぶ子どものこころとからだの育てかた』甲野善紀

著者はこの本で小学校の国語と体育の根本的な改善を提案していて、その理由は著者の武術の動き体験に由来している。著者の体験談は、その類の(説得力がなくても書ける、自分でも書けそうな、他人が読めばつまらないであろうもの)ものだったので、さらっと読...
実用書

『古武術に学ぶ身体操法』甲野善紀

剣道のYouTubeやダイレクト出版のビデオを見ているうちに、この著者がなんば歩きについて解説するのを聴き、明治以前の日本人がどのような動きをしていたのか、そしてこの著者が現代の我々にどのような身体の使い方を提唱しているのか知りたくて本書を...
心理学

『スピリチュアルズ「わたし」の謎』橘玲

わたしもあなたもたった”8つの要素”からできている、から始まる心理学の話。大人気の本で順番が来るまでかなり待たされた。それらの要素とは、外向的か内向的か、楽観的か悲観的か、同調性の有無(人の意見に自分を合わせることが出来るか)、共感力の有無...
世界情勢

『ユダヤ人-なぜ摩擦が生まれるのか』ヒレア・ブロック著、中山理訳

直近のニュース(陰謀論?)では2025年9月に起こったチャーリー・カーク暗殺の裏にイスラエルがいる、という。また、パレスチナと2年以上にわたる紛争に漸く終止符を打ち、事態は良い方向へ向かっている(と世間では思われている)。ユダヤ人は紀元前か...
日本史・世界史

『大川周明の大アジア主義』関岡英之

東京裁判で、前に座っている東條英機の頭をピシャリと叩いた大川周明がどのような人物なのか随分前から興味があった。本書では大川のみならず彼が関わった人物や出来事についても幅広く書かれており、さらに登場人物の戦時中の水面下の動きについて詳しく述べ...
エッセイ

『日本奥地紀行』イザベラ・バード

英語の授業で使えるかどうかを確認するために借りた。現在教えているDグループの生徒には少し易しすぎるようだが、Cグループになら使えそうだ。明治14年(1878)に健康上の理由からイギリスを離れた著者は目的地を日本と決め、当時外国人が未踏であっ...
実用書

『フォーカス・リーディング』寺田正嗣

大量の読書を始めてから2年以上経ち、読んだ内容が頭に残っていないことに気づいた。そして読書記録をつけ始め1年ほど立ったのだが、今度は記録するのが億劫になり、また記録しても本文を写すことも増えてきた。いったい何のために読書をしているのか。予約...